逆境を乗り越えた大学生活と今後の決意

大分大学丸田愛珠
第31期採用/2026年3月(令和7年)卒業予定
横萬育英財団の皆様には多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。本奨学金のおかげで、困難な状況を乗り越えながら、充実した大学生活を送ることができました。
私の大学生活は、逆境と挑戦に満ちたものでした。大学1年次の夏に母を亡くし、母子家庭であった私は独立生計を余儀なくされました。その経験を通し、「経済的・精神的自立」を将来の目標として掲げ、自分の人生に責任を持つ覚悟を固めました。
学業では、世界経済や日本の労働問題、株式など、これまで関心のなかった領域に積極的に取り組み、視野を広げることができました。また、組織論に触れたことをきっかけに、個人と組織の関係性や心理学への関心が芽生え、将来の働き方についての考え方も深まりました。
学生生活では、中学生時代から続けてきた生徒会活動の経験を活かし、コロナ禍で休止していた運営組織を再始動させ、学園祭の復活に尽力しました。加えて、複数のボランティア活動に携わり、代表として外部とのつながりを視野に入れた新たな取り組みを提案・実行するなど、組織運営の経験を積むこともできました。
また、結婚式場でアルバイトをし、挙式運営に携わりました。その中で高いホスピタリティを実践するとともに、バイトリーダーとして新人教育にも取り組みました。その中で、人材育成や業務の仕組み化、さらには臨機応変な判断力など、現場で必要とされる幅広いスキルを身につけることができました。
奨学金をいただいたことで、学業・活動・生活のバランスを保ちながら、挑戦に全力を尽くすことができました。このような環境は、財団のご支援なくしては得られなかったものです。この場をお借りして、改めて深く感謝申し上げます。
今後はエンタメ業界において、自らの裁量を発揮しながら業界改革に携わり、自分の強みを磨いていく所存です。20代のうちに資産を蓄え、自立した力で稼ぎながら、お世話になった方々へ恩返しを行うとともに、私と同じように困難な状況にある方々を支えられる存在になりたいと考えています。